「終わらない戦争」日本軍『慰安婦』問題を鑑賞して
★映画感想文★ - 2013年01月25日 (金)
はじめての方はこちらをお読みください⇒(はじめに)
ドキュメンタリー映画 上映会
「終わらない戦争」
日 時:2013年1月15日(火)午後6時~8時
場 所:大名クロスガーデン(福岡市中央区大名1-12-17)
キリスト教学Ⅱ 「終わらない戦争」日本軍『慰安婦』問題を鑑賞して「慰安婦」問題を知らなかった学生達が証言と歴史の流れを知ることによって、事実と向き合っていく姿に励まされます。地道に 伝えて行くことの大切さを教えられました。
「終わらない戦争」 貸し出し案内
http://www.ianfu-kansai-net.org/63years_on/
二度と悲しい出来事を繰り返さないために、あなたに聞いてほしい声がここにあります。
それは加害者・被害者だけの問題ではなく、わたしたちの問題なのです。
H.S
もともと慰安婦という言葉も、そのような行為が行われていたということについても、なんとなくは知っていました。また、木村先生の授業でも取り組んだ内容だったので、今回の映画はそれを踏まえての総まとめで見に来たつもりでした。
しかし、映画の内容は私が想像していたものよりも遥かに重く深刻で、自分の中の「慰安婦と日本人の考え」について根底から覆され、改めてすべてを最初から考えさせられる気持ちになりました。慰安婦であった女性本人の口から語られる言葉には、やはりリアルな重みと、さまざまな複雑な思いが感じ取られました。
その話の内容は、聞くだけでも恐ろしく想像すらつかないとても信じ難い話ばかりでした。来る日も来る日も一日中何十人もの兵士を相手に性奴隷としてしか扱われなかった少女たち。まだ年端もいかない少女だった被害者たちの胸にどれほどの傷を残し、その人生を狂わせてしまったのかを考えるだけで、本当に胸が痛みました。
私が最も印象的で、何よりもショックだったのは、日本軍の子供を妊娠してしまった女性に行われた仕打ちでした。強姦され続けた結果、子供を孕んだことにより暴行を受け、強制的に堕胎、更には子宮の摘出まで…女性にとってどれほど辛いことでしょうか。
私は言葉を失い、憤りを感じました。決して許されるはずもないこのような一連の行為を“国”が行っていたということに心からゾッとしました。
また、私が個人的に不思議に思ったのが、どの女性も過去に行われた行為について鮮明に記憶していたという点。辛い記憶は人間が生きていく上で、人間の本能として脳が忘れようと作用すると聞いていましたが、被害者の記憶に鮮明に残っているということはやはりそれほどの大きなショックを伴ったのであろうと思いました。
それ程までに辛かった記憶を持ちながら生きてきた女性達に対し、未だ納得のいく形での謝罪が行われていないという事は大変恥ずべきことだと思いました。同じ女性の身として、国関係なしに絶対に隠し通されるべき・許されるべき問題ではないと思います。
日本政府は過去に我が国が起こした過ちを真っ向から認め、より多くの被害者の方が生きておられるうちに、“被害者の方の納得のいく形”で謝罪を行い、日本の歴史として公にしていくべきだと思いました。
会の最後に「本当の戦後はまだ訪れていない」おっしゃっていた方もいらっしゃいましたが、その言葉の本当の意味をこの映画を通して理解することが出来たように思います。
今までの私がそうであったように、“戦争時代の問題は昔の人の問題”としか認識していない若い世代の自覚がもっと必要だと強く感じました。今回の上映会に参加して慰安婦についての実情を知り、改めてしっかりと考える機会が出来たことを幸いに思います。被害者の皆様の為にも1日でも早い解決を、望みます。
「慰安婦」問題にとりくむ福岡ネットワーク
。
ドキュメンタリー映画 上映会
「終わらない戦争」
日 時:2013年1月15日(火)午後6時~8時
場 所:大名クロスガーデン(福岡市中央区大名1-12-17)
キリスト教学Ⅱ 「終わらない戦争」日本軍『慰安婦』問題を鑑賞して「慰安婦」問題を知らなかった学生達が証言と歴史の流れを知ることによって、事実と向き合っていく姿に励まされます。地道に 伝えて行くことの大切さを教えられました。
「終わらない戦争」 貸し出し案内
http://www.ianfu-kansai-net.org/63years_on/
二度と悲しい出来事を繰り返さないために、あなたに聞いてほしい声がここにあります。
それは加害者・被害者だけの問題ではなく、わたしたちの問題なのです。
H.S
もともと慰安婦という言葉も、そのような行為が行われていたということについても、なんとなくは知っていました。また、木村先生の授業でも取り組んだ内容だったので、今回の映画はそれを踏まえての総まとめで見に来たつもりでした。
しかし、映画の内容は私が想像していたものよりも遥かに重く深刻で、自分の中の「慰安婦と日本人の考え」について根底から覆され、改めてすべてを最初から考えさせられる気持ちになりました。慰安婦であった女性本人の口から語られる言葉には、やはりリアルな重みと、さまざまな複雑な思いが感じ取られました。
その話の内容は、聞くだけでも恐ろしく想像すらつかないとても信じ難い話ばかりでした。来る日も来る日も一日中何十人もの兵士を相手に性奴隷としてしか扱われなかった少女たち。まだ年端もいかない少女だった被害者たちの胸にどれほどの傷を残し、その人生を狂わせてしまったのかを考えるだけで、本当に胸が痛みました。
私が最も印象的で、何よりもショックだったのは、日本軍の子供を妊娠してしまった女性に行われた仕打ちでした。強姦され続けた結果、子供を孕んだことにより暴行を受け、強制的に堕胎、更には子宮の摘出まで…女性にとってどれほど辛いことでしょうか。
私は言葉を失い、憤りを感じました。決して許されるはずもないこのような一連の行為を“国”が行っていたということに心からゾッとしました。
また、私が個人的に不思議に思ったのが、どの女性も過去に行われた行為について鮮明に記憶していたという点。辛い記憶は人間が生きていく上で、人間の本能として脳が忘れようと作用すると聞いていましたが、被害者の記憶に鮮明に残っているということはやはりそれほどの大きなショックを伴ったのであろうと思いました。
それ程までに辛かった記憶を持ちながら生きてきた女性達に対し、未だ納得のいく形での謝罪が行われていないという事は大変恥ずべきことだと思いました。同じ女性の身として、国関係なしに絶対に隠し通されるべき・許されるべき問題ではないと思います。
日本政府は過去に我が国が起こした過ちを真っ向から認め、より多くの被害者の方が生きておられるうちに、“被害者の方の納得のいく形”で謝罪を行い、日本の歴史として公にしていくべきだと思いました。
会の最後に「本当の戦後はまだ訪れていない」おっしゃっていた方もいらっしゃいましたが、その言葉の本当の意味をこの映画を通して理解することが出来たように思います。
今までの私がそうであったように、“戦争時代の問題は昔の人の問題”としか認識していない若い世代の自覚がもっと必要だと強く感じました。今回の上映会に参加して慰安婦についての実情を知り、改めてしっかりと考える機会が出来たことを幸いに思います。被害者の皆様の為にも1日でも早い解決を、望みます。
「慰安婦」問題にとりくむ福岡ネットワーク
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