「遅ればせながら、戦後70年企画第1弾の質疑応答の感想」 ブログメンバーより


会場の様子から

 質疑応答の時間に出た質問や来場者の方々の様子から、安倍政権の安保法制の強行的な進め方や言論統制といえる事態に憤り、危機感を強めている人が多いと実感しました。
昨年の政府の河野談話検証、そして朝日新聞バッシング以降、社会の問題に意識を向けている人々のなかで、「慰安婦」問題への関心はとても大きくなっているようです。その分、あらためて、どういう問題で、被害の規模はどのようであったか、確実なことを知りたいと思う方が増えているのかもしれないとも思われました。
 「証拠となる文書や写真は存在しないのか」という質問も寄せられました。どれだけ実態が明らかになっているのか、確かな根拠があるのか不安に思われているのかもしれません。ですが、木村牧師が応答されたように、「証拠は山ほどある」のです。
政府自身が、公文書をたくさん保有しています。研究者や運動体がそれらを発掘し、事実を解明してきました。運動関係者で刊行したばかりの資料集『日本軍「慰安婦」問題資料21選』は、この日、物販コーナーで完売しました。
 「兵士や医師たちはなぜレイプしたのか」という質問は、なぜそこまでひどいことが起こるのかという根本的なところを問われるものでした。班忠義監督作品『ガイサンシーとその姉妹たち』は、日本軍の性暴力が女性にもたらしたあまりに痛ましい現実を写しています。まるで戦争に向かいつつあるかのような現在、悲劇が繰り返されないように抵抗していかねばなりません。
 「大国の力づくでの占領やイスラムのテロなどにどう対処していけばいいか」という声も上がりましたが、ナショナリズムで憎悪を煽るのではない方向で、戦争をさせない、平和を築いていく市民の力が問われているのだと痛感しました。

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Author:「慰安婦」問題にとりくむ福岡ネットワーク
私たちは「慰安婦」被害者に20年あまり前に出会い、その被害の深刻さに衝撃を受けました。私たちは被害者が生存中に「解決」したいと、さまざまな道を探りながら活動し続けてきました。今も大きな課題として残る「慰安婦」問題を多くの人に分かりやすく伝え、今後このような性暴力を起さないために私たちはブログを立ち上げました。

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河野談話全文

慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話  いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。  今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。  なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。  いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える。  われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。  なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。(1993年8月4日、外務省ウェブサイトより

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