スリ・スカンティさん 福岡滞在報告
★インドネシアの証言者たち - 2014年10月15日 (水)
「慰安婦」問題と取り組む九州キリスト者の会では、愛する人たちを加害者、被害者にさせない為にも次の世代に歴史の事実を伝えていこうと年に2度証言集会、映画上映会などの開催を中心に活動しております。
年々被害者が亡くなる中、少しでもお元気なうちに証言者の生のお話を聞いていただきたいと、今年はインドネシアからスリ・スカンティさん(被害者)、福岡は2度目の「インドネシア慰安婦問題」に取り組んでおられるエカさん、お世話役アヌグラさんの合計3人を福岡にお迎えしました。
6月6日(金) スカンティさん ようこそ福岡へ

スリ・スカンティさんは東京、大阪での証言を終え、6日夕方福岡の宿泊地木村邸に無事着かれました。
初めての日本、長旅で、はじめはお疲れのご様子でした。しかし、食事静かな時間の中でリラックスされ、帰宅するときには「もう帰るのか、だめだめ」というしぐさでふざけられ、ほっといたしました。福岡での4日間は気を使わないでゆっくりとして頂きたいと願いました。
6月7日(土)スリ・スカンティさん証言集会 会場 西南大学大学院講堂
会場は立見席もでて150部準備した資料はほとんどなくなりました。キリスト教学の学生や教師、牧師、市民の方々が熱心にメモを取りながら、証言に耳を傾けておられました。また、2009年【福岡市議会】で日本軍「慰安婦」問題に国の誠実な対応を求める意見書の採択に尽力していただいた議員も参加してくださり、最後に当時の報告をしていただきました。
6月8日(日)福岡国際教会 礼拝出席
6月9日(月)交流会(主催団体・協賛団体) 神学部での証言・交流集会
キリスト者の会、福岡ネットのメンバーと昼食をはさんで交流会をし、夜は神学部寮にて神学生、教授、主催者との集会・交流会に向かいました。宿泊地から約40分の移動時間は福岡の町の観光をかねての移動となりました。神学生や寮母さんたちに迎えられ、エカさんによるインドネシアからの報告を学生たちは熱心に聞いておられました。学生たちが準備してくださっていたお茶菓子でスカンティさんの周りを囲み身振り手振りで交流、リラックスされていたように見えました。学生たちは、被害者の方から直接証言をお聞きする機会はありませんでした。大事な学びの時となりました。


6月10日(火)インドネシアへの帰路の旅

5月30日日本へ到着、東京、大阪の証言集会を終え、福岡での集会と短い時間の中で多くの証言と笑顔を残して帰路につかれました。ジャカルタから中央ジャワの自宅までは休息をしながら2日間をかけてやっと無事帰宅されました。
お元気でいてくださいと願いつつお見送りをしました。
「慰安婦」問題と取り組む九州キリスト者の会
「慰安婦」問題にとりくむ福岡ネットワーク
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